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第25回地球環境大賞 授賞式

東京急行電鉄など表彰

第25回「地球環境大賞」を受賞し、フジサンケイグループの日枝久代表(右)からトロフィーを授与された東京急行電鉄の野本弘文社長=18日、東京・元赤坂の明治記念館

産業の発展と地球環境との共生を目指し、温暖化の防止や環境保全活動に取り組む企業や団体を表彰する第25回「地球環境大賞」(主催・フジサンケイグループ)の授賞式が18日午後、秋篠宮ご夫妻をお迎えして、東京・元赤坂の明治記念館で開かれ、各賞受賞者に表彰状とトロフィーが手渡された。

式典では商業や住宅が集積した複合都市「二子玉川ライズ」(東京都世田谷区)での自然環境と調和した街づくりで大賞に輝いた東京急行電鉄の野本弘文社長が「次世代の街づくりのモデルとなるよう、地域の皆様とともに新たな取り組みにもチャレンジする」とあいさつ。今後も美しい生活環境の創造を実現することで、企業の社会的責任を果たすことを強調した。

また、フジサンケイグループの日枝久代表は「日本を代表する環境顕彰制度として広く社会に定着してきた。この制度を通じてあらゆる分野で環境と経済、社会の調和による豊かな国づくりに今後とも支援していく」とあいさつした。

地球環境大賞顕彰制度委員長を務めるキヤノンの御手洗冨士夫会長CEO(最高経営責任者)は「地球環境大賞は高い評価と支持を得ている。社会的な評価をさらに高め、社会・経済の持続的発展の一助となりたい」と語った。

式典の冒頭には熊本地震での犠牲者に哀悼の意を表し、黙祷(もくとう)をささげた。また、授賞式後のレセプションには産業界を中心に官界、学界などから約500人が出席。受賞者を祝福するとともに、交流の輪が広がった。

温暖化対策と経済成長 両立に決意新た

好天に恵まれた18日、東京・元赤坂の明治記念館で行われた第25回「地球環境大賞」の授賞式。会場には環境のトップランナーともいえる受賞企業のトップをはじめ、産官学の関係者が勢ぞろいし、地球規模の課題となっている温暖化対策と経済成長の両立に決意を新たにしていた。

授賞式前に庭園で記念撮影をする前列左から黒川浩助・再生可能エネルギー協議会理事長、小林文彦・伊藤忠商事常務執行役員CAO、田中孝司・KDDI社長、宮下正裕・竹中工務店社長、小路明善・アサヒグループホールディングス社長兼COO、西浦三郎・ヒューリック会長、石口純輝・千葉大学環境ISO学生委員会理事長、降矢祥博・凸版印刷副社長、江島祥仁・伊藤園副会長、吉田忠裕・YKKAP会長CEO、野本弘文・東急電鉄社長=18日、東京・元赤坂の明治記念館


受賞 喜びの声

■大賞

野本弘文・東急電鉄社長 2015年にグランドオープンした、二子玉川ライズにおける生態系保全、エネルギー資源の高効率化などの環境配慮の取り組みを高くご評価いただき、誠に光栄に存じます。おかげさまで本プロジェクトは昨年11月、世界的な環境認証評価LEED(リード)の「まちづくり部門」においても、世界初となるゴールド認証を取得しています。この度の大賞受賞を大きな励みとして、今後とも「美しい生活環境の創造」に努めてまいります。

■経済産業大臣賞

吉田忠裕・YKK AP会長CEO 当社が開発した高断熱樹脂窓「APWシリーズ」を高く評価いただき、誠に光栄です。住宅の中で最も熱の出入りが大きい「窓」を通して、エネルギー消費を抑え、健康で快適な暮らしに貢献していきます。

■環境大臣賞

江島祥仁・伊藤園副会長 当社の野菜飲料「充実野菜」に採用している「アルミレス紙パック飲料容器」について、凸版印刷様、日本製紙様との協働の取り組みを高くご評価いただき、大変光栄に存じます。受賞を励みに、今後も持続可能な社会の構築へ貢献していく所存です。

降矢祥博・凸版印刷副社長 伊藤園様、日本製紙様との協働の取り組みに高いご評価をいただき、誠に光栄に存じます。今後も当社の透明バリアフィルム「GL FILM」の活用によるアルミレスの推進など、環境に配慮した製品の開発に取り組み、持続可能な社会の実現に努めてまいります。

■文部科学大臣賞

石口純輝・千葉大学環境ISO学生委員会理事長 大学生だけで構成するNPO(民間非営利団体)で、このような栄誉ある受賞ができたことを光栄に思います。環境出前授業や自然を育む植樹里山事業、環境助言事業など、今後も学生の目線を大事に、より一層の社会貢献を推進してまいります。

■国土交通大臣賞

西浦三郎・ヒューリック会長 都市型中規模ビルにも効果的な自然換気・自然採光システムの開発に関して高く評価していただき、誠に光栄に存じます。本受賞を励みに、今後も省CO2(二酸化炭素)型ビルの開発を推進し、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

■農林水産大臣賞

小路明善・アサヒグループホールディングス社長兼COO 農作物の収量向上、化学農薬の使用量削減など環境保全型の農業につながる、酵母細胞壁を使用した農業資材の開発を高くご評価いただき、誠に光栄です。本受賞を励みに、今後も持続可能な社会の構築に貢献してまいります。

■日本経済団体連合会会長賞

宮下正裕・竹中工務店社長 企業7社と東京工業大学で結成した「ECM共同研究開発チーム」が、産学官連携で取り組んだ「ECM(エネルギー・CO2ミニマム)セメント」を高く評価いただき、誠に光栄に存じます。今後も、まちづくりを通したサステナブル社会の実現を目指し、社会的課題の解決に取り組んでまいります。

■フジサンケイグループ賞

田中孝司・KDDI社長 東京大学、九州工業大学と共同で取り組んできた音波・音響技術を使った「絶滅危惧種の野生イルカの生態調査」プロジェクトを高くご評価いただき、光栄に存じます。本受賞を励みに、今後も生物多様性保全に、より一層貢献してまいります。

■奨励賞

小林文彦・伊藤忠商事常務執行役員CAO 栄誉ある賞をいただき、大変光栄に思います。働き方改革による効率経営の実現が労働環境の改善だけにとどまらず、CO2(二酸化炭素)排出削減効果も伴うことを実証することができたと思っております。今後も本受賞を励みに、地球環境保全活動に努めてまいります。

黒川浩助・再生可能エネルギー協議会理事長 名誉ある賞をいただき、大変光栄です。発足以来のモットーである持続性ある地球環境づくりに向け、この賞を励みに、専門家集団として産学官、そして市民と連携し、さらに再生可能エネルギーの普及促進に取り組み、特に技術面からわが国のエネルギー基本政策の一翼を担えるよう努めてまいりたいと思います。

秋篠宮殿下のお言葉

授賞式でお言葉を述べられる秋篠宮殿下=18日、東京・元赤坂の明治記念館

去る4月16日熊本県において、マグニチュード7.3の地震が発生いたしました。また、それに先立つ前震、そして余震によって、熊本県をはじめ九州各地で大きな被害が生じております。この震災によって亡くなった方々をお悼みいたします。そして、被災し、避難されている多くの方々に対し、心からお見舞いを申し上げます。

本日、第25回「地球環境大賞」の授賞式にあたり、皆様とともに出席できましたことを、大変うれしく思います。また、このたび各賞を受賞される方々に心からお祝いを申し上げます。

平成4(1992)年、地球環境と共存する産業の発展、持続可能な循環型社会の実現に寄与する製品づくりとそのための技術の開発、地球環境に対する社会の意識向上、そして、自然環境の保全を通じた社会への貢献を図ることを目的として創設された本賞は、産業界にはじまり、自治体、学校、そして市民活動へと表彰対象を広げ、今年で25回を数えるに至りました。

この間、地球温暖化の防止や生物多様性の保全など環境諸問題に対する人々の関心や意識はますます高まりを見せるようになってまいりました。また、特に近年は、気候変動とも関係すると思(おぼ)しきさまざまな自然災害が数多く発生し、人々の生活に大きな影響を及ぼしてもおります。このようななか、昨年末には国連の「気候変動枠組条約第21回締約国会議」において、温暖化防止のための新たな法的枠組みである「パリ協定」が採択されたことも記憶に新しいところであります。

現在、気候変動をはじめ、地球環境に関わる事柄は数多く存在いたします。それらを考えるとき、環境の保全とともに、自然災害についての意識を一層高めつつ、人類が自然と共存していく必要性を強く感じます。緑豊かな水の惑星といわれるこの地球に、多くの貴重な生命を末永く育んでいくことができるよう、環境を取り巻く諸問題に積極的に取り組んでいくことが大切といえましょう。そのことを実行していくため、今後とも、日本の優れた技術や知識が地球環境の保全に貢献し、世界の発展に寄与していくことは、誠に大切なことと考えます。

終わりに、受賞者をはじめとする皆様が、今後とも、地球環境の保全に積極的に取り組んでいかれることを期待するとともに、その活動がより一層広がりを見せることを祈念し、私の挨拶といたします。

環境と調和した活力ある国づくりを フジサンケイグループ代表・日枝久氏

本日ここに、秋篠宮同妃両殿下のご臨席を賜り、また多くのご関係の皆様にご出席いただく中、第25回「地球環境大賞」の授賞式を行わせていただきますことに、心から感謝申し上げます。

まず、このたびの熊本地震でお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りしますとともに、被災された方々に心よりお見舞い申し上げ、被災地の一日も早い復旧を祈念いたします。

さて、わが国では環境問題やエネルギー問題の解決は喫緊の課題であり、低炭素社会の実現や持続可能な社会の構築が何より重要となっております。また、世界的に深刻な大気汚染と温暖化は、地球上に住む私たちにさまざまな影響をもたらしており、これら人類共通の課題に対し、私たち一人一人が叡智(えいち)を結集しなければなりません。

そんな折、温暖化防止のための新たな国際的枠組みである「パリ協定」が昨年末採択され、地球温暖化の防止に向けて歴史的な一歩を踏み出しました。わが国は、この国際公約を達成するため、今後われわれは産業界・学界・官界・国民が一体となって取り組むことが重要だと考えます。

さて、私どもフジサンケイグループが平成4(1992)年に創設したこの「地球環境大賞顕彰制度」は「産業の発展と地球環境との共生」を基本理念としており、今年で第25回を迎えることができました。秋篠宮同妃両殿下には当初から一貫して授賞式にご臨席を賜り、また、WWFジャパンをはじめ関係各方面の皆様のご協力、ご支援を受けて、日本を代表する環境顕彰制度として広く社会に定着してまいりました。

私どもは、この「地球環境大賞顕彰制度」を通じて、あらゆる分野で「環境と経済」「環境と社会」の調和による豊かで活力にあふれた国づくりに今後とも支援して参る所存であります。皆様方のなお一層のご支援を賜りますようお願い申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。

美しい地球 次代に託す 顕彰制度委員会委員長・御手洗冨士夫氏

本日は、秋篠宮同妃両殿下のご臨席を賜り、第25回「地球環境大賞」の授賞式が開催できましたことを、心から感謝申し上げます。そして、本日、受賞される皆様に心よりお祝い申し上げます。

低炭素社会の実現、持続可能な社会の構築・発展に向け、地球規模の環境問題の解決は人類共通の課題となっております。日本の優れた環境技術や知識が、世界の発展に寄与し、環境に配慮した豊かな時代を築いていくことは、われわれの大きな責務であり、美しい地球を次代の人たちにバトンタッチすることが、何より重要であります。

今年で第25回を迎える地球環境大賞は、関係者の皆様方のご尽力、ご努力により、権威と影響力のある顕彰制度として、高い評価と支持を得ております。産業界をはじめ各界・各層の、地道で、たゆまない環境活動の励みとなり、より良き社会や新たな時代の創造に寄与してまいりましたことは、誠に喜ばしい限りでございます。

顕彰制度委員会委員長として、本賞の社会的な評価をさらに高め、社会・経済の持続的発展の一助となるよう、努めてまいる所存でございます。今後ともより一層のご理解・ご協力を賜りますよう、お願い申し上げ、私からのご挨拶とさせていただきます。

美しい街づくりに注力 大賞受賞あいさつ 東急電鉄社長・野本弘文氏

本日は、秋篠宮同妃両殿下ご臨席のもと、栄誉ある第25回「地球環境大賞」を頂戴いたしまして、大変光栄に存じます。受賞者を代表いたしまして、御礼(おんれい)のご挨拶を申し上げます。

今回の大賞受賞において、ご評価いただきました「二子玉川ライズ」は、構想段階から30年以上の歳月をかけ、市街地再開発事業によって街づくりを行い、昨年グランドオープンいたしました。

当社は再開発組合の組合員として事業に参画し、行政や地域、地権者の方々とともに、「水と緑と光の豊かな自然環境と調和した街づくり」をコンセプトに開発を進めてまいりました。このたび、「地域の生態系と共生する環境づくり」や「環境に配慮した最先端のインフラ整備」などが、高い評価をいただいたことは、関係する皆さまのおかげであると深く感謝しております。街づくりに終わりはなく、多摩川をはじめとする、豊かな自然環境に恵まれた「二子玉川ライズ」が「次世代へつながる街づくり」のモデルとなるよう、地域の皆さまとともに、新たな取り組みにもチャレンジしてまいります。

さて、当社は、鉄道事業を基盤とした「街づくり」を通じて、お住まいになる方々が、「安心と快適さ豊かさ」を感じていただける生活空間を創造し、社会に貢献することを、使命としております。

東急グループの経営理念にも「自然環境との融和をめざした経営を行う」ことを謳(うた)い、多摩田園都市の開発にも見られますように、緑豊かな自然環境を保全するとともに、公園や緑地を計画的に配置するなど、美しい街並みの整備を実現してまいりました。

また、1974年から「とうきゅう環境財団」を設立し、多摩川やその流域の環境浄化・保全に関する研究や活動などへの助成や広報活動を行っております。

これらの取り組みが結実したのが「二子玉川ライズ」であると考えております。こうした「自然環境と調和したサスティナブルな街づくり」の経験を生かし、今後もさまざまな開発フィールドで、「美しい生活環境の創造」を実現することで、企業の社会的責任を果たしてまいります。

最後になりますが、この「地球環境大賞」を主催されておられますフジサンケイグループをはじめ、全ての関係者の皆さまに御礼を申し上げますとともに、本日ご臨席の皆さまの、ますますのご繁栄をお祈り申し上げます。

また、この「地球環境大賞」が、わが国を代表する環境顕彰制度として、より一層、ご発展されますことを心から祈念いたしまして、お礼のご挨拶とさせていただきます。

優れたモデル 広がる裾野 審査委員長講評・有馬朗人氏

今回は全国の企業や団体、地方自治体、学校などから合計105件の応募がありました。審査を通じ、環境問題の解決に向けた取り組みが、産業界をはじめ各界・各層で一段と深化していることを実感するとともに、その真摯(しんし)な姿勢が他のモデルになり得る優れたものであることも大変うれしく思いました。

今回表彰する10組の活動内容は、いずれも「地球環境大賞」の理念にふさわしい優れた成果を上げておりますが、なかでも30年にわたる複合再開発事業「二子玉川ライズ」において、豊かな周辺環境と調和したまちづくりを実現した東京急行電鉄に「大賞」を授与することにいたしました。二子玉川ライズは、昨年、世界的な環境認証評価であるLEED(リード)の「まちづくり部門」で世界初のゴールド認証を取得しており、環境に配慮し自然とうまくマッチした持続可能なまちづくりに取り組む同社の姿勢を高く評価したものです。

他の9組につきましても、審査委員各位の評価を十分吟味したうえで、それぞれの選考基準に沿って各賞受賞を決定した次第です。

こうした企業や団体の素晴らしい取り組みが社会の裾野に広がってこそ、地球環境大賞の意義が一段と高まるものと確信しております。第25回を迎えた本顕彰制度が今後、ますます充実し、低炭素社会の実現、持続可能な循環型社会の構築に寄与することを祈念して、講評といたします。

WWFジャパンに寄付目録

WWFジャパンの徳川恒孝会長(右)と産経新聞社の太田英昭会長

レセプション会場では、地球環境大賞に特別協力しているWWFジャパンの徳川恒孝会長に、産経新聞社の太田英昭会長から寄付目録が手渡された。

挨拶に立った徳川会長は「地球環境大賞は素晴らしいレベルになっており、こんなことを行える国は『世界中でおそらく日本だけではないか』という気がする。WWFは世界的な機関だが、各地で環境を守ろうと動いている。それに呼応する形で、地球環境大賞をますますいいものにしていただきたい」と述べた。

秋篠宮ご夫妻と技術談義に花

第25回「地球環境大賞」では、会場となった明治記念館の中庭に受賞者が集まり、ご臨席された秋篠宮ご夫妻に、自社の受賞理由や環境技術をアピールした。また、授賞式後のレセプションでも、受賞者に加えて、経済界などから多数の関係者が出席。秋篠宮ご夫妻を囲む形で歓談の輪が広がった。

今回の受賞企業の中には、秋篠宮殿下と過去に接点がある代表者がいる。その一人が東京急行電鉄の野本弘文社長だ

東急グループのとうきゅう環境財団は1992年、山階鳥類研究所の研究テーマに対し助成を行ったことがある。総裁を務められていたのは秋篠宮殿下だった。東急電鉄の野本弘文社長は記念撮影の際、その話をしたところ、「よく覚えていらっしゃった」そうだ。

また、YKK APの吉田忠裕会長CEOは92年に当時のYKK社長として富山県の工場に秋篠宮殿下がご視察に訪れた際、案内を行った。そのときのことを伝えると、「即座に思い出していただいた」という。

環境技術に対する秋篠宮殿下のご関心の高さに驚く声も相次いだ。「リサイクルへのご関心が高い」と話すのは、凸版印刷との共同開発によるリサイクルができるアルミレス紙パック飲料容器で受賞した、伊藤園の江島祥仁副会長。

凸版印刷の降矢祥博副社長も同様の感想を抱いた。苦労した部分を説明したら、一から説明する必要がなかったという。ヒューリックも「受賞理由である自然換気システムの技術的な話に終始した」(西浦三郎会長)。

秋篠宮妃紀子さまも受賞者に対し熱心にご質問された。千葉大学環境ISO学生委員会の石口純輝理事長は、緊張する中、自ら環境に関する出前授業、成田での里山保全の活動について説明したところ、「これからも頑張ってくださいね」と励ましのお言葉をいただいた。

また、イルカに負荷がかからない音響観測システムを活用して、インド・ガンジス川で絶滅危惧種であるカワイルカの生態調査を実施したKDDIの田中孝司社長によると、ガンジス川をきれいにする活動への取り組みや、インドの大学との連携について特に強いご関心を抱かれていたという。

今回の受賞を契機に早期実用化に弾みをつけたいという声も聞かれた。化学農薬の使用回数を削減できる農業資材を開発した、アサヒグループホールディングスの小路明善社長は「安心、安全な農業にもつながる。一刻も早く市場投入したい」と意欲を示していた。

二酸化炭素(CO2)の排出量を大幅削減できるセメントを開発した「ECM共同研究開発チーム」の宮下正裕・竹中工務店社長は「まだ技術を一般公開していないので、それを実行に移し一般に広げていきたい」と強調した。

授賞式後のレセプションで、前回大賞を受賞したトヨタ自動車の小平信因副社長(左)の発声で乾杯する受賞者ら。この後、会場では和やかな歓談の輪が広がった=18日、東京・元赤坂の明治記念館


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